偏差値39の私 ☆パート①

高校卒業後、レジ打ちのパートとして働きだした私。レジ打ちの仕事で採用されたのにレジ打ちができるまで3ヶ月もかかった💦

本当に覚えが悪い私。

レジの一通りの作業、言葉遣いなど厳しく教育された。レジ打ちの練習を1日しているわけではなく、研修後はレジ周りの雑用や掃除、他部門の応援で、野菜切りをしたり、揚げ物の値付けをしたり、最後は精肉コーナーでマネキンとして立ちステーキを売る日まであった。

 

こんな毎日がイヤになる事もあり、母親に相談してみた。

「一緒に採用された子達はみんなレジ打ちしてるのに私は雑用と掃除だよ…」

母親からは

「掃除でもレジ打ちでも、同じ時給でお金貰えてるんだから良いじゃん!」

母親のこの言葉は今後の私の人生でいろんな所で助けてくれる言葉となる。

 

やっとレジ打ちができるようになった頃には、売り場の人達とは仲良し、年上パートの方からも可愛がられた。

この頃の私は人付き合いは良かったみたい。

 

その後、週5勤務で閉店まで仕事ができるという事で社員の代わりにいろいろ仕事を覚えさせられた。

そんな時、またあの「正社員」という言葉が頭に浮かぶ。パートと正社員では給料に差があるのは当たり前だけど、1番大きいのは「賞与」だ。ボーナス時期の正社員さん達の笑顔を見るのが辛かった。

同じ仕事しているのに、なんで…。

 

そんな時、私に正社員にならないか?という話がきた。お店からの推薦ももらえて、本社での一般常識テストと面接。

まだ10代だった私には嬉しい話。挑戦する事にした。